東洋医学的に身体を診る・腰痛④
さて、今回はいよいよ脈です
その前に今までの経過はこちら
東洋医学的に身体を診る・腰痛①
東洋医学的に身体を診る・腰痛②
東洋医学的に身体を診る・腰痛③
さて、脈診ですが
脈で何を見るのでしょうか?
写真の脈のとりかた、ちょっと変ですが
東洋医学ではこの手関節横紋のちょっと腕側から3本指をあてて脈をみます
一般の方が「脈をみる」というと
「脈拍」をさしますが
もちろん東洋医学でも脈拍はみています
脈拍のみかたは
1呼吸あたりどのくらい打っているのか
それによって
早い(多い)=数(さく)
遅い(少ない)=遅(ち)
と言って
数=熱
遅=冷え
をみています
目安は
一息=4~5至
(1呼吸=4~5拍)
ところでこの
「1呼吸あたり」
誰の1呼吸でしょうか?
セラピストに圧迫を教える時に
「呼吸に合わせて!」ってよく言うけれど
これは
「クライアントの呼吸」に合わせる
でも脈診の1呼吸は
「セラピスト(術者)の呼吸」のこと
当たり前なんだけど、うっかり間違えてしまいそうなので要注意!
とすると
やっぱりセラピスト(術者)は自身が健康でいないといけませんね
普段から自分の脈をみていると
早くなった時、遅くなった時がわかるようになってきます
特に「早くなった時」は
体温計で測らなくても
「熱があるのか」
「だいたいどのくらいの熱なのか」
わかるようになるので
是非自分でもトレーニングしてみてくださいね♪
脈診、次回も続きます~
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