さて、今回はいよいよ脈です

その前に今までの経過はこちら
東洋医学的に身体を診る・腰痛①
東洋医学的に身体を診る・腰痛②
東洋医学的に身体を診る・腰痛③

さて、脈診ですが
脈で何を見るのでしょうか?


写真の脈のとりかた、ちょっと変ですが
東洋医学ではこの手関節横紋のちょっと腕側から3本指をあてて脈をみます

一般の方が「脈をみる」というと
「脈拍」をさしますが
もちろん東洋医学でも脈拍はみています

脈拍のみかたは
1呼吸あたりどのくらい打っているのか
それによって
早い(多い)=数(さく)
遅い(少ない)=遅(ち)
と言って

数=熱
遅=冷え

をみています

目安は
一息=4~5至
(1呼吸=4~5拍)

ところでこの
「1呼吸あたり」
誰の1呼吸でしょうか?

セラピストに圧迫を教える時に
「呼吸に合わせて!」ってよく言うけれど
これは
「クライアントの呼吸」に合わせる

でも脈診の1呼吸は
「セラピスト(術者)の呼吸」のこと

当たり前なんだけど、うっかり間違えてしまいそうなので要注意!

とすると
やっぱりセラピスト(術者)は自身が健康でいないといけませんね

普段から自分の脈をみていると
早くなった時、遅くなった時がわかるようになってきます
特に「早くなった時」は
体温計で測らなくても
「熱があるのか」
「だいたいどのくらいの熱なのか」
わかるようになるので
是非自分でもトレーニングしてみてくださいね♪

脈診、次回も続きます~

 

 

 

 

…………………………………………………………………

~自信をもって治療ができるようになる鍼灸師向け講座~

★「やりなおし鍼灸治療学」
東洋学的に治療ができる鍼灸師を育てる講座
「治療が楽しくなる鍼灸師育成講座」