秋の薬膳と梨
梨が美味しい季節になってきました
薬膳的には
・肺を潤す
・身体の熱をとる
・身体の水分をつくる
・痰を出しやすくする
などの働きのある梨
よく薬膳の情報で
「秋は乾燥するので、肺を潤す梨がいい」
と書かれていますが
なんだか、違和感ありませんか?
そう、日本の秋は乾燥していません
実際に気象庁の年間湿度を見てみても
春と秋の湿度はだいたい同じくらいで
一番乾燥しているのは「冬」です
中国でできた薬膳、日本流にアレンジが必要ですね
常々
「四季の薬膳」は一般的な話しであって(しかも中国の)
やはり
「その人のその時の体調をみるべき」
だと思っています
大多数の人が日々空調の中で暮らしていて
暑さにも寒さにもそんなに影響されていない暮らしをしていますよね
また1人1人体質も違うので、やっぱり
「パーソナルにみる」ことが大切です
一般的な薬膳の情報で
秋=乾燥=肺を潤す=梨
でも梨は身体を冷やします
むくみやくすて冷え症 なんて方がたくさん食べると
身体にいいものを摂っているつもりが毒になってしまいますね
「自分の身体の状態を見極める」が大切
まずは自分が
「冷えているのか・熱をもっているのか」
そこを知ることが重要です
秋の暮らし方については夫が「ブログ・恬淡虚無(てんたんきょむ)」で書いているので
参考にしてみてくださいね♪
<薬膳>
梨
性:涼
味:甘・微酸
効能:生津・潤肺・清熱・化痰
身体の水分をつくる
肺を潤す
身体の熱をとる
痰を出やすくする